器材の説明

器材の説明

スノーケリングシステム
マスク、スノーケル、フィンなど、スノーケリングに使用する基本的な機材です。
浮力調整システム
空気を出し入れして浮力をコントロールするための空気を入れる袋のことです。
BCDはスキューバダイビングにはなくてならない標準的な器材のひとつです。
保護システム
水温から体温低下を防ぐための保温と、生物や岩等の接触でケガから保護する為に必要な器材です。
空気供給システム
タンクに詰まった高圧空気を人間が吸える圧力にまで下げる(減圧する)器材です。
情報システム
ダイビングに関する安全意識の向上の為、今やなくてはならない器材です。

器材のオーバーホールについて

ダイビングの基本は器材であり、それが器材中心型スポーツと呼ばれるゆえんです。
だからこそ最低年1回は器材のオーバーホールを行いましょう。

ダイビングに器材はつきもの。今やほとんどのダイバーが持っています。
その器材を手に入れた時に「オーバーホールは必ずして下さい」と言われたはずですが覚えていますか?
これは器材を安全に使う為には、とても重要な事です。
そこで今回は、オーバーホールについて考えてみましょう。
また、その意味や必要性、そしてどんな風にするのかを紹介します。

オーバーホールって何?

ダイビングの器材については、よくメンテナンスとオーバーホールと言う言葉を使い分けています。 今回はまず言葉の意味からこだわってみましょう。

メンテナンスとは、もともと、持続、維持、保全の意味をもちます。
つまり「メンテナンスする」とは「維持する」「持続する」という意味です。
ダイビングの用語としては、器材を洗ったり整備することを言います。オーバーホールとは、「徹底的に点検、整備する」とか「分解修理」という意味の言葉です。
ある意味では、メンテナンスの中に含まれていますが、ダイビングの一般的な用語としては、「器材(レギュやBCなどの重器材)の分解点検、及び整備」という意味で使っています。
ダイビングの器材の保全という意味では、ユーザー自身が使用前、使用後にできる手入れと、定期的にショップに出してプロにしてもらう手入れの二通りに分かれます。
ここでは前者をメンテナンス、後者をオーバーホールとして区分して呼ぶことにします。

なぜオーバーホールは必要?

ダイビング器材というものは、我々ダイバーにとっては、命を預ける大切なものです。
安全を考えれば、手入れをするのは当然の事です。定期検査という意味からも最低年1回のオーバーホールは欠かさないようにしましょう。

まず、オーバーホールについて考えてみましょう。
なんでオーバーホールは必要なんでしょうか?
「毎回メンテナンスをきちんとしておけば、オーバーホールなんていらない」という人もいますが、それは、素人考えのとんでもない間違いなのです。
ダイビングの重器材は、機械であるという事を再認識してほしい。機械というものは、どんなに単純なものでもそれなりに手入れしてやらなければ、十分に機能しません。
部品は必ず老化するもので、長く使うためにはダメになった部品を取り替えてやる必要があります。特にダイビング器材は、海水の中という、機械にとっては最悪の条件下で使われます。
にもかかわらずユーザーができる手入れは、ほとんどが外側だけで、内側は触ることができません。
そこでプロにオーバーホールを頼むことになります。それを怠ると突然動かなくなったりしてしまうわけです。
また、海であまり使っていないからといって、オーバーホールの必要がないわけではありません。部品の老化は、たとえ使わなくても進行します。
そのうえレギュレターなどは、微妙な調整を必要とするので、それが狂ってくる事もあります。
使用頻度が少なく普段メンテナンスをしっかりしている人でも最低1年に1回、よく使っているなら数ヶ月に1回の割合でオーバーホールをする必要があります。